うさぎの平均寿命は何年?種類による寿命の違いと長生きしてもらうための飼育のコツ
うさぎを家族の一員として迎入れたなら、長く幸せな時間をすごしたいですよね。
平均寿命を知った上で1日でも長生きさせてあげたいと誰もが思うのではないでしょうか。
うさぎが「お月様へ行く」その日までたくさんの思い出を一緒に作っていきたくためにも、元気に長生きさせてあげたいもの。
大切な命を預かり飼育していくには、うさぎの平均寿命や年齢の知識も身につけておく必要があります。
1日でも長く一緒に時間を過ごすために必要な飼育のポイントとあわせてお伝えします。
ペットのうさぎの平均寿命は何年?
家庭で飼育されているペットのうさぎの寿命はだいたい5〜10年、平均寿命は8年と言われています。飼育されているペットのうさぎの平均寿命は、少し前までは5〜6年と言われていました。しかし現在は、うさぎをしっかり診られる獣医師数が増加したり、ペットとしてうさぎの人気がでてきたことで、適切な飼育方法が普及してきており、10年近く生きるうさぎも増えてきています。
また、うさぎは犬や猫に比べて病気やストレスに弱い動物なので、衛生管理や飼育環境の違いによって寿命は大きく変化します。理想的な飼育状態によっては、12〜15年ほど生きるうさぎもいます。
うさぎの品種によっても平均寿命は異なる?
飼い主の皆さんにとっては、「うちの子の平均寿命は?」とうさぎの品種によって平均寿命が変化するのか気になるところですよね。現在、うさぎの品種はカイウサギ(アナウサギを家畜化)を新種開発し、「アメリカン・ラビット・ブリーダーズ協会(ARBA)」が認定しているだけでも49種類、未認定のものを含めると200以上いるといわれています。ここでは日本で飼育されているうさぎの種類のうち、⑴ネザーランドドワーフ ⑵ホーランドロップ ⑶ミニレッキスの品種毎の平均寿命をお伝えします。
その他のうさぎの品種について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
1|ネザーランドドワーフの平均寿命
オランダで品種改良された「ネザーランドワーフ*1」は、もふもふの毛並み、小さな体、まんまるの顔、短い耳が特徴の品種です。
そんなネザーランドワーフの平均寿命は5年〜最長10年ほど。実際には8年を超えることは稀で、男の方が女の子よりも長生きする傾向があるようです。清潔な飼育環境で、ストレスなく過ごすことが大切です。体長約25cm、体重約1kgのネザーランドワーフ。飼いうさぎの中でも小さいサイズのため、体温調整が特に重要になってきます。
清潔な環境、ストレスのない環境、こまめな体温調整には時に気を配っていきたいですね。
*1:「ネザーランド」はオランダという意味
2|ホーランドロップの平均寿命
ネザーランドドワーフとフレンチロップを掛け合わせて誕生した「ホーランドロップ」。ロップと言う名のとおり垂れた耳が特徴のうさぎですね。ペットして生み出せた品種のため飼いやすさには定評があります。おとなしい性格から近年では人気が上がってきている品種です。
そんなホーランドロップの平均寿命は7〜10年ほど。他のうさぎにくらべ長生きする品種です。しかし、垂れた耳は、他の種類と比べ耳の病気にかかりやすいので注意が必要です。こまめにチェックし特に耳ダニに気をつけましょう。
またネザーランドドワーフ、ホーランドロップのような丸い顔の品種は「不正咬合」になることがあるため、
- 食物を口に運びにくそうにしている
- 食物を口から落としてしまう
- 食事のスピードが遅くなった
などの変化は見逃さないようにしたいです。不正咬合の予防としては、歯が磨耗するよう適切な食事を与えることが重要になります。
うさぎは、犬や猫と異なり、一生涯すべての歯が伸び続けます。うさぎは、日頃の食事で歯が磨耗することで、歯の長さを一定に保っています。
しかし、食事内容の偏り・歯列・顎の異常等が原因で、歯が伸び正しく咬み合わない「不正咬合」と呼ばれる状態が起こることがあります。「ホーランドロップ」については耳のチェックをこまめに、食事の変化を見逃さないようにしたいです。
3|ミニレッキスの平均寿命
フランス原産のレッキスとネザーランドドワーフを掛け合わせて誕生したミニレッキス。ビロードのような滑らかな毛並みは、撫でているだけで癒されます。うさぎの中でも特に賢くトイレやしつけに関しては苦労しないと言われています。
美しい毛並みを持つうさぎ、ミニレッキスの平均寿命は7〜8年ほど。うさぎの平均寿命とほぼ同じです。しかし毛並みが短いため、ソアホック(足裏の毛が抜け傷ついてしまう)になったり体の小さから、高所から落ち脱臼や骨折の可能性が高いので注意が必要です。
また、ミニレッキスは、暑さと寒さに弱いため適正温度の管理がとても重要になります。ミニレッキスにとって快適にすごせる適正温度は18〜25度。つまり日本で飼育する場合、住んでいる地域により差はあるものの夏(6月〜9月)と冬(12月〜3月)は、部屋の温度調整を怠るとミニレッキスにとっては非常に過酷な環境になってしまいます。体調調整もあまり上手にできないため、直射日光はさけてゲージを設置し夏場は冷却マット、冬場は暖房器具をセットする必要があります。エアコンでの温度調整は必須と心得ておきましょう。
4|野生うさぎの平均寿命
野生のうさぎは、アナウサギとノウサギに分かれます。日本に生息する野生のうさぎは、ニホンノウサギです。穴を掘ることはなく野山をかけまわり生活をしているうさぎです。
そんな野うさぎの平均寿命は約3年ほど。飼育うさぎに比べるとぐっと寿命が短くなります。野うさぎは草食動物のためいたち、きつね、ふくろうなど常に天敵から狙われています。
野うさぎは、ペットのうさぎのように安全なゲージがあったり、食事・温度管理をしてもらえるわけではないので危険と隣り合わせです。細菌に感染して病気なったり、怪我をしたりと大人になれない子ウサギも多くいます。子ウサギが生き延びて大人になるには多くの試練をこえなければなりません。しかし大人になった野うさぎは10年ほど生きることもあります。
ギネス世界記録にも載った長寿命のうさぎとは?
現在は、平均寿命8年のうさぎですが、10歳を迎えるとご長寿と言われます。ギネス認定されている最高齢のご長寿うさぎはなんと18歳!!
最高齢のうさぎは、オーストラリアにいたフロプシーといううさぎ(野生うさぎを家畜化)で18年と10ヶ月の長生きでした。
フロプシーについて
オーストラリアのタスマニア州ロングフォードに住む、L・B・ウォーカー氏が1964年8月6日に捕獲した野性のアナウサギ。1983年6月29日に永眠。
他にもギネスに認定されているうさぎのご長寿記録としては
- 17歳のドゥー
- 16歳のヘーゼル(イギリス)
- 14歳のジョージ(アメリカ)
などがあります。
うさぎの年齢を人間に換算すると何歳なのか?
平均寿命8年のうさぎですが、人間に換算すると一体何歳のなのか気になりますよね。うさぎの年齢を人間に換算するとどれくらいになるのでしょうか。
まずはこちらの「うさぎと人間の年齢早見表」をご覧ください。
うさぎの平均寿命8歳は、人間年齢に換算すると64歳。ギネス記録18歳は、おおよそ110歳ということになります。
うさぎは、生後半年で人間における思春期を迎え1歳で人間の成人になるスピードで成長していきます。うさぎの人生の中で、子供から大人へと成長する成長期はあっという間ににすぎていきます。うさぎの1年は人間にとって5〜6年に匹敵します。1年一緒にすごすうちに、実はうさぎはあなたの5〜6年間分の経験をしているんです。
そして、7歳を迎えるころには人間における定年となります。8歳をすぎたらもう立派なご長寿うさぎ。一般的にはうさぎは5歳をすぎたころから老化は始まっています。見た目はいつまでも小さく可愛らしい姿のままですが、動きが次第にのんびりしてきたり、以前のように走り回ることも少なくなります。
老化のサインは最初はほんの小さな変化です。人間も10代や20代はお肉や揚げ物をがっつり食べることが多かったのが、次第に胃にもたれたり食事の好みが変化していきますよね。うさぎも人間と同じです。飼い主さんは、うさぎが5歳をすぎたあたりから、食事の好みが変わったり、急によろけたりと「おや?」と思うことがあったら、老化がはじまったのかなと気が付いてあげてくだいね。
そしてご長寿うさぎになるほど「できないこと」が増えていくかもしれません。耳が遠くなったり、病気になったりと飼い主さんにとっては心が痛むこともあるかもしれません。飼い主さんが不安になったり悲しむことでうさぎにもマイナスの影響がでてしまうかもしれません。
そんな時は現状を受け入れ、「ご長寿うさぎ」としてここまでがんばっていること、一緒にすごせるこの時間を大切にして、肩の力を抜いて楽しく一緒にすごすことがなにより重要かもしれません。
うさぎの寿命を延すために飼い主がすべきこと
ご縁があってやってきたうさぎと1日でも過ごし寿命を延すには、飼い主さんの普段のケアがとても大切になります。5歳をすぎ老化が少しずつはじまってくると、徐々に足腰が弱ってきますが、うさぎの好奇心はなくなりません。遊びたい、走りたい気持ちはあるので、休憩をはさみながら適度に運動する時間を作ってあげてくださいね。
ただ、滑ったり転んだりする可能性のあるじゅうたんやフローリングは注意が必要です。転ばないよう配慮をして動けるスペースを作りましょう。飼い主さんの毎日の健康チェックはもちろん、急な体調の変化にも対応できるよう、信頼できるかかりつけ動物病院を探しおくことも必要です。食事管理や寒暖差を調整しストレスかからない環境づくりも重要です。
1|近所のうさぎを診察できる動物病院を探す
うさぎの寿命を延ばす上で、急な体調変化にも対応できる体制をつくっておくことは重要です。飼い主さんは、うさぎを飼い始めたら、信頼できるかかりつけ獣医さんを探しておきましょう。
動物病院には、健康診断などであらかじめ病院に慣れておくことも大切です。体重管理や口腔内のチェック、血液検査など定期健診により病気の早期発見が可能です。普段から獣医さんに慣れておくことで、体調が急変した際も治療がスムーズにいきます。
またうさぎ専門店やペットショップにも足を運び、飼育方法の指導やグルーミング・爪切りなど身体的ケアを定期的にしておくことで病気を未然に防ぐことができます。
2|毎日の健康チェックを行う
人間よりもはるかに早いスピードで成長するうさぎ。年齢とともに体の機能は低下していきます。健康チェックをして飼い主さんは体から発せられる小さな変化も見逃さないようにしてあげてくださいね。
1日1回うさぎの健康に異常がないかチェックしましょう。以下ではうさぎの体の部位別にチェックするポイントをまとめています。毎日のうさぎとのスキンシップと一緒にぜひチェックをしてみてくださいね。
⑴かかとによる健康チェック
足の裏がはげていないか確認。赤くなっていても炎症を起こしていない場合は少し様子をみてあげてください。炎症を起こしていたらかかりつけ獣医さんへ連れて行ってくださいね。
⑵お尻による健康チェック
お尻糞がついたまま、盲腸糞がのこっていないか、湿疹、汚れがないかチェックします。
⑶排泄物(フン)による健康チェック
フンの色や大きさ、形・排泄量をチェックし、健康な状態かチェックしましょう。
詳細については、以下の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
⑷お腹による健康チェック
お腹はデリケートな部位のため嫌がるうさぎもいます。しかし毎日さわり状態がいいかチェックしましょう。軟式テニスボールのような弾力のある柔らかさになっていればコンディションは良好。柔らかすぎたり硬くなっていたら異常のサインです。
⑸耳による健康チェック
耳は気温に左右される部位です。つめたさ、あたたかさチェックしましょう。
⑹目による健康チェック
目に傷がないか、濁りはないか確認しましょう。
⑺ひげによる健康チェック
ひげの色がうすくなっていないか、すばしこく動いているかチェックしましょう。
⑻口による健康チェック
葉の色の付着、よだれ、炎症がないか確認しましょう。口の周りがよだれでベタベタしていたら、歯の定期検診を兼ねて病院へ行くべきです。口の周りを極端に触られるのを嫌がる場合は、炎症を起こしている可能性があります。年齢をかさねたうさぎは歯の色が薄茶色になり、ぐらつきも発生します。定期的な歯の検診は欠かさないようにしましょう。
⑼毛並みによる健康チェック
うさぎの特徴をもっともよく表す毛並み。高齢化したうさぎは毛づくろいをしっかりできないこともありますのでブラッシングしてサポートしてあげましょう。毛並みは美しくととのっているか、毛が薄くなっている箇所や毛が変に割れている箇所がないかチェックしていきましょう。大切なのは清潔な状態で自分で食べる&排泄がズムーズにできているかどうかです。毎日のスキンシップの時間で健康シェックの習慣をつけていきましょう。
3|うさぎの合った食事管理を行う
毎日繰り返す食事も、ペットの寿命を大きく左右します。飼い主さんがうさぎのコンディション・成長過程合わせてしっかり管理していくことで寿命に大きく影響していきます。
⑴基本の食事管理
「うちの子はどんな餌をどのくらい与えればいいのかな」と思った飼い主さんは、まずは基本的な食事管理ついて抑えておきましょう。
餌の量や頻度についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
うさぎの成長過程によっても食事の嗜好は変化していきます。
実はうさぎの嗜好は生後6ヶ月までに与えられた食餌によって大きく影響を受けます。この時期までに何種類かの食餌に慣れておくと好き嫌いが少なくなります。
子ウサギの時期は、主食(牧草)、副食(ペレット)+副食(野菜)&おやつ(たまにあげるドライフルーツ果物)お水が基本の食生活になります。
食欲が低下しいつものえさを食べなくなるなんてこともあるので、普段から色々なバリエーションに慣れさせておくことが大切です。
ただし野菜については、うさぎに与えていい野菜か飼い主さんがしっかりとチェックをしてください。詳しくはこちらの記事を参考ください。
うさぎは自分では判断できないので、与えられたら食べてしまうもの。飼い主さんが与えていい野菜が判断できるようになっておきましょう。
食事は単に栄養をとるだけではなく、うさぎの嬉しそうなしぐさや表情をみながらコミュニケーションをとる時間でもあります。毎日の食事の時間を大切にしてあげてください。
⑵成長とともに変化する食事管理
生後1年をこえ大人になるとうさぎの性格はっきりとしてきます。
この頃になると、食べ方、偏食など食事のクセも明確になってきます。あればあるだけ食べてしまうクセがある場合は、1回あたりの量や与える回数を工夫することで肥満や胃腸の負担をへらせます。
大人になり、カロリー控えめのペレットに切り替える際には、いきなり食事の内容を変えりせずに、すこしずつ改善することが大切です。
5歳をすぎたあたりから老化がはじまり食事にも変化がでます。ペレットや牧草を食べなくなってきたら歯が弱ってきた可能性もあります。柔らかめの食餌に変えるなど工夫していきましょう。
4|寒暖差には注意する
うさぎの体調管理にかかせない暑さ・寒さ対策についても説明します。ペットとしてうさぎを迎い入れた飼い主さんは夏の暑さ、冬の寒さに備えてしっかり管理していきましょう。
うさぎは、長い耳にある毛細血管で体温調整をしています。人間のように暑くなったら汗をかいて体温調整はできません。
しかも体温調整ができる器官は耳だけなので熱の発散はそんなにできません。垂れ耳のうさぎはとくに体温調整が苦手です。
詳細な夏の暑さ対策はこちらの記事を参考ください。
夏に注意したいのは、室温と体感温度。室温18℃〜25℃に保ち、湿度は40〜60%に保ち、さらに体感温度も下げることが必要です。風通しをよくしてや直射日光があたらないようにしたり、強すぎる冷房で冷えないようにしておくことが大切です。
また夏は、庭やベランダへ出したり散歩などの外出は控えは避けたほうがよいです。うさぎは季節にあわせて自分のからだをつくります。
夏から秋、冬から春と季節が変わる際には人間の衣替えのように換毛して季節にそなえます。うさぎの換毛期については、以下の記事を参考にするようにしてください。
うさぎはじっと丸まることで寒さに対応していきますが、限界があります。飼い主さんが少し肌寒いなと感じたら寒さ対策が必要です。詳しくは冬の寒さ対策を参考ください。
室内の気温差がきっかけで急にうさぎの食欲がさがることもあります。
うさぎは、動くことで体温をあげているので、寝る時間が増えくるご長寿うさぎの飼い主さんは、季節の変わり目にスムーズに対応できるよう室内の気温差には十分に気を配るようにしてください。
5|ストレスを与えない
うさぎはもともとは野生の草食動物のため天敵から身を守る本能があります。ペットして飼い主さんの元で安心して暮らしていても、ささいなことで実はストレスを溜め込んでいます。
言葉が通じないからこそうさぎのだすストレスサインを見逃さないようにしたいですよね。
ストレスの原因や解消方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
うさぎにストレスをかけない環境をつくることはもちろんストレスに強くなることも大切です。
うさぎのストレスの原因は、大きく分けると
- 初めての場所であること
- ケージや部屋の中が清潔に保たれていないこと
- 生活音などの周囲の音がうるさいこと
- 室温が高い・引い、湿度が低い
- 餌が好みではない
の3つです。
人間でも初めての場所には緊張しますよね。なわばり意識のあるうさぎにとっては、なわばりの外にでることは身の危険を感じとてもストレスに感じます。
外出しても安心な場所が確保できていればストレスは軽減されます。普段からキャリーに慣れさせておきましょう。愛くるしいうさぎの姿は見ているだけで癒されますよね。
でも実は、うさぎにとっては飼い主さんにじっと見つめられている状態はとてもストレスなんです。
遊ぶ時はしっかり遊んであげ、寝ている時は放っておく。構い過ぎないことがうさぎと飼い主さんにとっていい関係をつくることになります。人間も年齢をかさねるとこだわりや価値観を変えることが難しくなるように、うさぎも生後1年たち成熟すると新しいことに拒絶反応をしてしまいがちです。子ウサギである生後半年までに色々なことを経験させてしつけをしておくことで大人になってもストレスに強いうさぎになることができます。
さいごに
うさぎの平均寿命は約8年。この年数を「意外に長い!」と感じる飼い主さんも「わ〜あっという間だ・・・」と思った飼い主さんもいるかと思います。種類により平均寿命に差はあるものの、飼い主さんができることで、うさぎの寿命を伸ばすことはできます。日々の健康管理、相談できる獣医さん、ストレスのない環境づくりなど正しい知識を身につけてください。
しかし、どんなに正しい知識としっかりとした管理を行い、ご長寿うさぎになったとしても、うさぎが人間よりも短い時間で一生を終えるのも事実です。
私たちが人間が何気なく過ごしている1日も、うさぎにとっては知らない世界を知る驚きとエンターティメントの毎日かもしれません。
元気に走り回ったり、好奇心で目をキラキラしていたり、のんびり寝ていたり、今何気なくうさぎと過ごしているその時間は、人間にとってもうさぎにとっても宝物のような時間です。家族の一員になり「お月様に見送る」その日まで、たくさんの思い出とともに一生懸命愛してもらえることがうさぎにとっての一番の幸せかもしれません。